© たかやまそら

国会図書館に納本されるメリット

重浪の 帰する彼方に NDL

重浪しきなみする彼方に NDLエヌディーエル

NDL国会図書館でマイクロフィルム等で古い文献を調べる時、 現れる文字がなんとなく嬉しそうに見えるのは私だけだろうか? 時を越え、永遠の命が呼び覚まされたような、そんな気分になる。

亡き先達せんだつも嬉々と語らん

文献の向こうには亡き先人が今も居る。その声を私が目の前に聴く。 ある種の永遠の命がここにある。国会図書館は魂のアーカイブ、常世とこよの国なのだ。#f02

納本制度は 今のたちばな#f02

国内で出版された本は国会図書館に通常2冊を納本しなくてはならない。 これは法律 により定められ、 納本された本は東京本館と関西館の二か所で物理的に保存される。 保存の期限は定められていない。つまり今のところ、永久保存。 今の日本がある限り、政府が全力で保存する。最強のバックアップ。 これ以上のメリットがあるだろうか?しかも、タダである。


メモ

この写真は私が撮影したものだが国会図書館ではない。

常世とこよの国

海の彼方かなたにあると信仰される世界。

『日本書紀』(垂仁25年)は「神風かむかぜ伊勢国いせのくには、 常世とこよなみ重浪しきなみする国なり」と記す。

『古事記』(垂仁天皇)は、田道間守たじまもりが常世の国から持ち帰った 不老不死の木実このみについて「是れ今の橘なり」と記す。

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