© たかやまそら

洞窟都市 訪問記 10

こういう惑星が、見上げる夜空の星々のどこかにあるかもしれない。

雹の克服

地下を開発し尽くした人々は、地表の開発に着手する。

雹の根本原因である長周期彗星の軌道を1つ1つ逸らし、 百年かけて惑星の表面は安全となるわけだが、 その後、彼らの星がどうなったか、誰も知らない。

でも。今夜も見上げる夜空のどこかに、こういう惑星があることくらいは、 信じたってよいだろう。


© たかやまそら